コラム

 公開日: 2014-01-03  最終更新日: 2014-06-22

震度いくつで建物は倒れるか?

あけましておめでとうございます。

平成も26年となりました。そして今年の4月より消費税が8%になります。増税は嫌なものです。

この増税前にということで、地場のハウスメーカー?には昨年契約が殺到したそうで、現在、大工や左官などの職人がいなくて、あちこちから仕事の腕はお構いなしにかき集めているということをよく聞きます。そして若い経験の少ない現場監督が一人で現場での能力以上の数を抱えているそうで、品質が確保できないだろうということを専門業者からよくきくのですが、欠陥まではいかないまでもそういうレベルの出来になるのは間違いないのではと危惧いたします。

やはりじっくりと落ち着いて家は創るべきだとおもいますがいかかでしょうか?
3%くらいは何とかなると思いますし、分離発注では問題ないことなんですがね。

さて、刻々と南海大地震の到来に近づいていることは間違いありませんが、なるべくなら来ないほうがいいですよね。

ところで、建物は震度いくつでこわれるか ご存じでしょうか?

日本における構造設計基準は 中小地震(地震動最大加速度で80~250ガル)で建物の構造は無被害。 
大地震(地震動最大加速度で250ガル~400ガル)では建物の構造に一部損傷を生じるが倒壊はしない。という考え方で定められているのです。ということは地震に壊れない建物を作るという基準ではないのです。
構造部分以外の外壁や内部に仕上げについては構造基準はありませんので、そういう部分の損傷はあると思わないといけません。

おおよそ中小地震は震度5強まで、大地震震度6強程度以上と言われており、震度6強程度以上で骨組にも一部損傷するが、倒壊はしないというのを最低の目標としているのが日本の耐震設計なんです。

今回予想されているマグニチュ-ド7.0 震度7の南海大地震では 現行建築基準法によって構造設計した建物でも倒壊する可能性があるということなんです。まして構造設計が不十分であったり、工事が設計どうりに行われていないなどとなれば、倒壊は免れません。特に設計施工による木造2階の住宅は十分な構造設計による構造図面がない場合が非常に多いように思われます。怖いことです。

倒壊しないといっても、損傷はまぬがれないし、再利用ができるといっても修復が必要になり、コストが莫大になることもあるのです。 その為には耐震基準の1.5倍くらいの余力と、免震構造を付加することが大切になろうと思います。そして設計どうりに工事をするためにも、第三者の監理者をおくこと、設計施工では行わないことです。 第三者の設計監理者にておこなうことが重要になると思います。



津波対策についてはいまだ研究途上ですが、公開されている 津波の予想高さを目安として設計する方法もあると思われます。
木造は津波に弱く多くの建物が流されています。鉄筋コンクリート造(RC造)であれば、津波にも比較的に強いので、津波高さが3m程度であれば1階部分をRC造とし、2.3階を木造にするとか、6m程度の津波の高さであればRC造2階建てとし、屋上を避難スペースとするということも考えられます。これも一つの方法と思われます。



木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造と適切に構造をえらぶことも大切です。あらゆる構造にも対応します。

    後悔しない家つくりを!!


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