コラム

 公開日: 2016-11-18 

廊下のバリアフリー化は広さや明るさを考慮して

廊下は、部屋と部屋をつなぐ家の中の道路です。廊下の危険をなくすことで、足元が不安な方も家の中を移動するなど自分ができることが増えたり、生活の幅を広げたりすることができます。できれば廊下は極力なくすことが、住宅の限られた面積を生かす面でも大切です。

廊下のバリアフリー化については、幅、段差、明るさ、手すりの配置など考慮すべき点がありますので見ていきましょう。

廊下をバリアフリー化するポイント

まず廊下の幅です。
一般的な住宅では75センチ程度ですが、車イスが通るためには85センチ程度の幅が必要となります。車イスや歩行器がぶつかりそうな部分、壁であれば床上10~30センチ程度の位置にフットレスト(車いすや歩行器が当たっても傷になりにくい、硬い材料で仕上げる)を設けておくのもおすすめです。

居室と廊下との間の段差の解消も重要です。
2~3センチ程の段差であっても、つまずいてケガをする可能性がありますので段差をなくしてバリアフリーにしておきましょう。廊下から室内への移動をサポートするための手すりもあわせて設置します。

床材については滑りにくいものを選びます。無垢材やタイルカーペット、コルクタイルなどが素材として挙げられます。

暗い廊下は危険です。廊下の照度を確保しましょう。
JIS(日本工業規格)では、50ルクスの照度を推奨しています。足元が見えにくい高齢者のためにセンサー付きの足もと灯を設置するのもおすすめです。

廊下から居室などに通じるドアは、引き戸にして廊下を歩く人への安全性にも配慮しましょう。

手すりをつける場合の適切な高さ

廊下の手すりの高さの目安は、おおよそ床から75センチ~80センチですが、人により、症状により適した高さは違うので、気を付けましょう。

なお、廊下の両側に手すりを設置すると、廊下の幅が狭まってしまい通行が窮屈となる場合があります。

壁の一部を窪ませて、手すりを取り付けるなどの工夫は必要です。

バリアフリーにする前であっても、まずできることがあります。廊下に障害物があると、高齢者や小さなお子さんだけでなく、私たちであっても不意につまずいたりしてケガをする危険が出てきますので、荷物などを出しっぱなしにしない整理整頓も心がけたいですね。

この記事を書いたプロ

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